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とても素敵なＷヒロインに心奪われる…ドラマ好き、とくに女性は必見です！- インターネットTVガイド
2014年10月9日コラム 
http://www.tvguide.or.jp/column/cyokusoubin/20141009/01_cyokusoubin.html

NHK総合の火曜夜10時のドラマ。鈴木京香さんの「セカンドバージン」や原田知世さんの「紙の月」、また、ついこの間までは広末涼子さんの「聖女」が放送されていたこの枠で、10月14日からスタートする「さよなら私」。その試写会と会見が行われ、出演者の永作博美さん、石田ゆり子さん、藤木直人さんと、脚本の岡田惠和さんに取材しました。

　試写が終わり出席者の皆さんが登場したとき、永作さんと石田さんの美しさに心奪われてしまった私は、会見が始まってからもお2人から目が離せず（こんなことを言ったら上司に叱られるかもしれませんが）、質疑応答が始まっても手を挙げるのを一瞬忘れてしまいました（汗）。大人の女性の上品なたたずまいの一方で、キュートなかわいらしい表情＆仕草も…、とにかく女性の憧れです!!

　そんなお2人が出演する「さよなら私」は、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」や「最後から二番目の恋」（フジテレビ系）など、数多くのヒット作で知られる岡田惠和さんが40代女性の本音と真の友情を描いたもの。しかも、少女の頃に永遠の友情を誓い合った友美（永作）と薫（石田）の心が入れ替わるという過酷な運命、そして、友美の夫・洋介（藤木）と親友・薫の不倫、尾美としのりさん演じるダメな中年男性などなど、見どころがぎっしり詰まっています。（“入れ替わり”が描かれる作品に尾美さんが出るというのも、心くすぐられます）

　入れ替わるという設定について岡田さんは、「トリッキーなものがひとつあると、普段描けない部分までセリフにできるんじゃないかと思い、リアルでない設定があることで、それ以外がものすごくリアルになると思った。これだけシリアスな入れ替わりものはなかなかないんじゃないかなと自負しております」と。さらに、藤木さん演じる洋介の言動については、「男性のなかにどこか潜んでいる理屈がある。わかるとは言いにくいかもしれないけれど、男性ならわかってくれるはず」だそうです。

　とはいえ、藤木さんも「洋介は皆さんに共感を得られないと思う」とおっしゃっていた通り、本作を見た私は「男って…!!（怒）」などと思ったわけですが、永作さんと石田さんお2人の素敵な姿を見て、こんな2人ならどっちも好きと思ってしまう男性の気持ちがわからないでもないな…とも思ってしまいました（笑）。この複雑な感情というか感想、岡田さんのコメントどおり、ものすごくリアルな作品かと…。

　物語の進行とともに、友美と薫に、さらなる展開が待っています。そこでのヒロイン2人のやりとりも、台本を読みながら、グッと心をつかまれてしまいました。そして、クライマックスにかけて、タイトルの意味が強く胸に響いてきます。個人的にこの秋一番の注目作、初回からチェックすることをおすすめします！

ＮＨＫ総合担当　Ｙ・Ｓ

【番組情報】
 「さよなら私」
 10月14日（火）スタート　毎週火曜　後10:00～10:50 NHK総合にて放送